職人の技術。

あれよあれよで7月も終わります  あれもこれもできてないことがありそうです
天気予報では「そんなんイヤやぁ」な猛暑日とのこと  「こんなんイヤやぁ」なとてつもなく暑い日でした
先日足場が外れスッキリな外観が誇らしげなW様邸「意外性が意表を突く凸拍子もない家」は内部の造作が大詰めです
2階の吹き抜けに面した廊下の一部は腰壁なんですが構造上バッテン×の筋違(斜め補強材)が入ります
腰壁の上部は笠木と言われる板が載りますので筋違は写真のように板から突き出てるように仕上がります
しかし順番は筋違が先に付きますから後から笠木をつけるにはどうするか???
手前からと奥からの2枚の笠木を貼り合わせるのです  しかも筋違の当たるところは欠き込みます
かなりキッチリしないと変な隙間ができて不細工ですから、こんな風に1枚の板に見せるのはとても高い技術力が必要です
アトリエ建築家によるカッコいい家を建てようと思うとそれぞれの職人さんの腕もいいモノがないといけません
本当はお客様も現場見学会などで、こういう技術力まで見抜く眼が備わっていれば後悔しない家づくりができるのかも知れませんね

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